会長挨拶

第124回日本消化器病学会四国支部例会 会長挨拶

 このたび、第124回日本消化器病学会四国支部例会を2025年11月15-16日(土・日)に、徳島の地で開催させていただくこととなりました。今回も第135回日本消化器内視鏡学会四国支部例会(会長:曽我部正弘先生 徳島大学キャンパスライフ健康支援センター/徳島大学病院消化器内科)と合同で開催させていただきます。このような歴史と伝統のある会の会長を仰せつかり大変光栄に存じますとともに、このような機会を与えていただきました前支部長 島田光生先生、現支部長 内田一茂先生をはじめ、幹事・評議員の先生方に厚くお礼を申し上げます。徳島県立中央病院が開催させていただくことは初めてであり、スタッフ一同大変名誉のことと承り、心から感謝申し上げますとともに、支部例会の盛況に向けて誠心誠意尽力する所存です。
 今回のテーマは、「消化器疾患診療における現況と新たな可能性」とし、「消化管疾患診療の現況と展望、およびその取り組み」、「肝胆膵疾患診療の現況と展望、およびその取り組み」の2つのテーマで合同シンポジウムを開催させていただきます。特別講演には、近畿大学消化器内科教授 工藤正俊先生をお迎えいたします。また、今回の消化器病支部例会では、四国の先生方が、今まで、総会・大会・国際学会で発表された臨床的に意義のある検討内容を、広く四国の会員にも広めたいと思い、アンコール演題を企画いたしました。その後の追加検討内容のご報告を歓迎いたします。支部例会は、若い先生方を中心とした発表・教育の場であるとともに、日常診療のレベル向上のための学習の場でもあります。そのために大学病院や救急医療を担う一般病院の先生方が、忙しい臨床の中で全国学会でどのようなご活躍をなされているか、支部例会の利点を活かし、対面での熱い討論とともに会員相互の懇親なども深められることを願っております。
 多くの会員の先生方のご参加(ご来場)をいただき、実りの多い支部例会となりますようにスタッフ一同、心待ちにしておりますので、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。


第124回日本消化器病学会四国支部例会
会長 柴田 啓志
(徳島県立中央病院 消化器内科)

第135回日本消化器内視鏡学会四国支部例会 会長挨拶

 このたび、第135回日本消化器内視鏡学会四国支部例会を、2025年11月15日(土)・16日(日)の2日間にわたり、あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)にて、第124回日本消化器病学会四国支部例会(会長:柴田啓志先生[徳島県立中央病院 消化器内科])と合同で開催させていただく運びとなりました。このような歴史と伝統ある会を担当させていただくことを大変光栄に存じますとともに、このような機会をお与えくださいました支部長・稲葉知己先生、ご推薦くださいました徳島大学・高山哲治先生、ならびに幹事、常任評議員、支部評議員、学会会員の先生方に、心より感謝申し上げます。
 さて、本会では主題テーマを「消化器疾患診療における現況と新たな可能性」といたしました。近年、消化器内視鏡学は著しい進歩を遂げており、画像強調観察による内視鏡診断やESDなどの治療技術に加え、最近ではAI(Artificial Intelligence)技術を活用した新たな内視鏡の時代へと移行しつつあります。しかしながら、これまで開発されてきたどのような技術も未来永劫にわたり不変であったことはなく、常に進化と変遷を遂げてきました。そのため、将来の内視鏡学を見据える際には、先人の築いた基礎的な考えや技術をあらためて見直し、そこに新たな発想力を融合させることが重要であると考えております。また近年、医療界においても教育・研修方法の刷新や、働きやすい職場環境の整備が強く求められるようになっています。そこで本会では、各研究教育機関、総合医療機関、地域医療に従事される先生方から、消化管疾患の診断・治療に関するこれまでの知見に加え、将来の内視鏡学に資する新技術・研究、さらには各施設における教育・指導方法や働き方改革の取り組みなど、幅広いご発表をいただければと考えております。
 合同シンポジウムでは、「消化管疾患診療の現況と展望、およびその取り組み」ならびに「肝胆膵疾患診療の現況と展望、およびその取り組み」をテーマに掲げ、四国各地の施設より、診断・治療、教育・指導、多職種連携、職場環境に関する工夫や取り組みについて、広く演題を募集させていただく予定です。
 また特別講演には、広島大学大学院 医系科学研究科 消化器内科学の岡 志郎先生を講師としてお迎えし、ご講演を賜る予定です。ご講演は大変貴重な機会であり、多くの学びを得られることと期待しております。
 消化器内視鏡学の未来を担う若手医師をはじめ、多くの先生方にご参加いただき、徳島の地で活発な議論が展開されることを心より楽しみにしております。本会が皆様にとって実り多い学会となりますよう、全力を尽くして準備にあたってまいりますので、何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


第135回日本消化器内視鏡学会四国支部例会
会長 曽我部 正弘
(徳島大学キャンパスライフ健康支援センター/徳島大学病院 消化器内科)